冬のぬか漬け|春先までぬか漬けを休ませる保存方法

ぬか漬けの豆知識【実践編】

今回は寒い冬のぬか漬けについてです。

冬野菜のぬか漬けのおいしい漬け方やぬか床の保存方法についてまとめていきます。

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寒い冬はぬか漬けを休業するも良し

寒くなってきたこの時期。

冷たいぬか床に手を入れてかき混ぜるのも億劫になる季節ですね。

寒さで発酵も鈍くなるので、
私も1日2回混ぜていたぬか床は
1日1回〜2日に1回程度にサボっています。

さて、みなさんはこの冬の季節は
ぬか漬けをどのようにしていますか?

冬は夏のような暑い時期よりも過発酵しにくいため


ケアをサボることでの失敗も少ないので
気楽で管理が楽だななんて思ったりもします。

ただ、どうしても寒さでぬか漬けを漬ける機会が減ってきたり、
冷たい環境で発酵が弱くなるため上手に漬からず
ぬか漬けから遠ざかってきやすい時期です。


もし冬の間、春先まで
ぬか漬けをお休みすることをお考えの方に
ぬか床の保存方法をお伝えしますね。

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以前、上記の記事でも紹介させていただいたように、
長期間の常温での保存はいくら冬の寒い間でも
菌が増殖してカビや傷みの原因になります。

そのため長期保存に一番簡単なのは
「冷凍庫」での冷凍保存です。

 

冷凍することで動物たちと同じように
ぬか床の菌たちを冬眠させてしまいます。

冷凍で菌が死んでしまうわけではなく、
あくまで眠っている状態なので冷凍庫から出して
常温解凍したらまた菌たちは起き出して活動を始めてくれます。

そろそろぬか床の冬支度を始めようと思ったら、
ぬか床に漬かっている野菜を取り除き、
ラップやジップロックに移して密封し冷蔵庫に入れたらOKです。

【冬のぬか漬け】冷暗所での長期保存方法

冷凍保存するには冷凍庫内の場所も取るので、
容器のまま冷暗所で保存したい
という方もいらっしゃると思います。

その場合の保存方法は以下のとおりです。

①ぬか床に漬かっている野菜など余分なものは取り除く。

風味付けのために漬けているような
生姜やにんにくなども取り除けるものは
一度取り除くようにしてください。

②ぬか床の水分をキッチンペーパーなどで出来る限り吸い取り、
さらに糠を足してぬか床がボソボソと水分の割合が減るようにします。

③糠をギュッと空気を抜くように表面を慣らして、
その上に天然塩をまきます。

塩の量は糠の表面全体が見えなくなるようにし、
出来たら1cmほどの厚みが出る量を敷き詰めます。

④容器にラップや蓋で密閉させたら冷暗所に保存して完成です。

 

春になりそろそろぬか漬けを始めようと思ったらぬか床を取り出し、
表面に敷き詰めた塩と一緒に糠の表面も1cmほど取り除き捨てます。

その後しっかりと底から空気に触れるように全体を混ぜ合わせます。

足しぬかで水分が少なくなっているので、
水分の多い野菜を捨て野菜として漬けることを繰り返して
ぬか床を観察しながら本漬けを再開してくださいね!